『わにわにのごちそう』
保育士みふぃこ と申します!
私が保育士として働く中で集めた絵本コレクションをご紹介していきたいと思います◎
前回は絵本『わにわにのおふろ』をご紹介させていただきましたが、今回は私がもうひとつ持っている“わにわにシリーズ”もご紹介しようと思います!
ではさっそく、今日の絵本はこちら!
絵本『わにわにのごちそう』
作者 小風さち
絵 山口マオ
出版社 福音館書店
おすすめ年齢 2〜4歳向き(絵本に記載)
お腹がすいたワニのわにわに。何か食べるものはないかな、と台所へやってきます。
冷蔵庫を開けると立派なお肉が!さっそくフライパンで焼き、美味しそうにお肉にかぶりつき、お腹が満たされると最後は『ああ、しあわせな わにわに』というセリフで終わります。
このお話、よく見ると台所の床には“丸大豆しょうゆ”が置かれていて、なんだか わにわにの生活感を感じたり、焼けたお肉を食べる時にはお行儀よくナイフとフォークを持って「いただきます」をしたのに、いざ食べる時にはそのまま素手でお肉にかぶりつき『がふっがふっがふっ むちゃむちゃむちゃ』という音を立てながら頬張ったり。
人間ぽいけど、やっぱりワニだなと感じさせるユニークさが好きです。
園では、1歳後半〜3歳の子どもたちに読み聞かせをしました。『じゅうじゅう』というお肉を焼く音や、熱々のお肉に『ふぅふぅのふぅ』と息を吹きかけて冷ます音など、子どもにもイメージしたり真似して言ってみたりしやすい、簡単な擬音語やセリフが繰り返し登場するので、こちらも『わにわにのおふろ』と同様に、言葉の響きを楽しみながら見ることができる絵本だなと思います!
2歳頃になると言葉数も増えてきて、大人の言葉を真似して言ってみたり、自分の思いを簡単な単語や言葉で伝えようとしたり、言葉のやりとりが楽しくなってくる時期になりますね。
ぜひ、お子さんとも簡単な言葉の繰り返しや やりとりを楽しみながら、一緒に絵本の世界観に浸ってもらえたらいいなと思います♪
絵本を通した穏やかなコミュニケーションの時間を楽しんでくださいね◎